レベッカホルン→アルス展→メ芸→写美→新年会という日
乗り継ぎ乗り継ぎやってきました東京都現代美術館。略称MOTですけど読み方はモットなのかエムオーティーなのかはよくわかりません。モティー?トゲンビとかゲンビっていう人しかしりません。
今日は噂のレベッカホルンと、始まったばかりのアルス展に来ました。お勉強させていただきます。
そういえば招待券もらってたような気もしつつ、チケットを買いました。両方買うと片方が半額になりました。
感想:レベッカホルンは映像が必見と聞いていたけれど、急いでいたのでチラ見のみ。ブラックインクに投影した文字を反射させて壁面に投影する《鯨の腑の光》が良かったです。プロジェクターではなく、スポットライトに白抜き文字円盤の組み合わせなので解像度が高い。壁面の文字をよく見ると、文字のエッジが微妙にシャドーがかかっていて、近づいても綺麗でした。
アルス展:アルスエレクトロニカはメディアアートの有名なフェスティバルです。SIGGRAPHもそうですが、日本人がとても活躍している分野です。海外でこんなに日本人が活躍していますから、日本でもどうぞメディアアートをよろしくお願いします。でもアルスといえばあの作品というものが無かったり、動いてなんぼの作品の中に、動いていないものがあるのは少し残念。メディアアートを見に行くと、「調整中」と書かれているとなんとも悲しい気持ちになりますが、「動かしません」ということです。ちょっと楽しんで見るのは難しかったのは、自分に近すぎる業界だからでしょう。
さて、また乗り継ぎ乗り継ぎ国立新美術館に来ました。この有名デザイナーによるロゴ、私にはいつも薪(まき)って読めてしまって、イマイチだと思いますがみなさんはいかがですか。
ここはいつもいろいろな展示をしていて、ルノワール展をやっていました。レストランではルノワール展にかけた料理も用意してありますが、メ芸にかけた料理はちょっと食べたくないですね、、でも大丈夫。もともとありません。
田中秀幸氏による電気グルーヴ / Fake it!PVのPVが面白かったです。高飛び込みの台から、次々と飛び込んで行くだけ。飛び降りた後もすぐに階段を駆け上り、無限に続く感じです。ピタゴラ映像的な映像の中での力学を見せながらも、でもウソだよねというのはさすがにうまいですね。
ゲームではNARUTO-ナルト-ナルティメットストームが気に入りました。
ナルトは読んでませんが、リアルタイムにアニメっぽく見えるための工夫がよくわかる解説映像が展示してあり、それを見るといいです。あんなの見ると買いたくなります。(そのうち買おう)
アート部門では優秀賞のNemo Observatoriumが。直径4メートルほどの巨大な円筒の中に椅子があり、スイッチを押すと大量の発泡スチロールの粒が高速で回りだし、それを鑑賞するというもの。たぶん中心の人にはあたりません。発泡の粒が織り成す造形がなんとも美しく、絶え間なく変化します。会場には体験するための行列ができていました。この作品が気に入ったのなら市川平氏によるコンディショナル・パラダイスの事も知っておいていいでしょう。たぶん10年以上前の作品です。
昨年出品した先端技術ショーケースは、なんだか難しい展示でした。みんなわかるのかなあ、、。
さて、メ芸の次はメディア芸術のさきがけ、写真を再確認しよう。
やってきました東京都写真美術館。ここにはお世話になりましたけど、どうしてこんなに入り口が追いやられてしまったんでしょう。
木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソンと日本の新進作家展vol.8「出発-6人のアーティストによる旅」を。
木村伊兵衛とブレッソンは、さすがにいいですね。時代の空気が伝わります。瞬間を見事に切り抜くのは、レンジファインダーのライカのなせる技だったのでしょうか。今のデジカメはあのころよりそのためのツールとしては進化しているのかどうなのか。
ハト越しのマティスの写真はブレッソンだったのか。など、いろいろ再確認と新発見。
出発-6人の-は、この流れで見てしまったのがいけなかったんでしょう。非常に微妙な感じがしました。現代からも旅の途中?
そんなわけで、最後にたどり着いたのは池袋。
原島先生のお宅でさきがけ新年会をしたのでした。池袋は浪人時代に利用していたので(キャッチセールスのお兄さんにいじめられたりした)今となってはいい思い出があります。あいかわらず汚くてゴミゴミしたあまずっぱい池袋です。ヤマダ電機日本総本店もちょっとだけ覗いた。
←どないやねん
うまく撮れなかったけど、こう書いてあります。
必ず! こより
高く!!
お買取いた、、(読めない)
さて、メディアアートの今昔と、自分の今昔を確認したところで、明日からもがんばろうっと。