虚構の劇団 監視カメラが忘れたアリア 座・高円寺
行ってきました。
週末に移転になるというギャラリー、無人島プロダクションにも少しだけ行くことができて良かった。
再演というか、練り直しているのでかなり見やすくなっています。役者も少し余裕が生まれてきたようで、それぞれに個人技が光るところがありました。前回を観て、今回再演だからと迷ってる人は行っていいと思います。観る方としても、ああ、ここがこうなってたんだと新発見できました。
途中、電話でフリーダムシステム(説明省略)のパスワードを長谷川(渡辺芳博)が伝えるシーンがあって、思い出したことがあったので、書いておきます。筑波大にいた頃、ある学生のメールアドレスの作成に立会うことになって、学生に部屋で登録させてました。メールアドレスを初めて作るというのは、ネット社会の新入生みたいなもので、右も左も分からないわけです。IDは相談して決められても、パスワードは相談して決められません。
なんか忘れないものを考えてと伝えると、さんざん悩んだ挙句に、なにか入力した模様。誕生日とかなしだからというと、また悩んで、なにか記入した模様。
その次の欄には忘れたときのためのヒントという欄があったんですね。これは?と聞かれて、パスワードを忘れた時には、自分の書いた質問(そこの場合)と答えが合えば知らせてくれると説明したわけです。
その学生は、何を思ったのか、自分の性格は?という質問を設定。
その答えを導き出すのに、2-30分ウンウン悩んでる始末。橋本さん、俺の性格ってなんだと思います?って聞かれたので、優柔不断だろというと、あ、そうだった!という。でも、質問も答えもバレちゃったというわけで、いちからやり直しに。
またウンウン悩んで、なにやら質問を入れた模様。間髪入れずに答えを記入していたので、ようやく終わるかと思ったら、橋本さん、俺の持病、なんだと思います?と聞くので、それはわかんないと答えると、フフフ、手・荒・れです!!と大暴露。我慢できなかったようです。
そんな男ですよ。渡辺芳博は。