制作
Mac miniをディスプレイの裏にくっつけるぞ(1)
博物館や科学館などの施設向けにZooMuSeeのレンタルの準備をしています。モニタの裏にあるVESAマウント用の穴を利用して、mac miniを取り付けられるといいなと思っています。 そしたら、そういうマウントキットが売ってるんですね。でもちょっと高い。あまり売れるようなものでもないので、仕方ないとは思います。 というわけで、自作の方向で考えてみます。なるべく、できるだけ、簡単に。 さて、アルミ版でも買って来て、似たようなものを作ろうと絵を書いてみたところ、こんなにしっかりとしていなくてもいいなあと思い始めました。廃熱の問題もあります。 目的としては、展示中に盗まれない事と、本体がうまく隠れてくれればいいという2点なので、ちょっと簡単には持っていけないと思ってくれればあまり厳重に付いてなくても良いのです。 次に書いた絵ではもう既にとても簡単なフラットバーを折り曲げるだけという簡単なものを考案してみました。悪くは無さそうなので作ってみよう。 VESAマウントというのは、モニタを別の足などに取り付けるための共通規格です。いくつかあるようですが、私のはM4×10mmネジ、穴の間隔が100mmでした。 アルミフラットバー(平角棒)2mm厚×幅10mm×長さ1m を2本用意しました。ハンズで300円程度で買えました。 一本を2等分して50cmにします。その後、両端から5cmの所に、4.5mm径の穴を開けておきます。そして、端から10cm、5cm、20cm、10cm、5cmと折り曲げます。2本ともやります。 これをモニタの裏にM4×10mmのネジで止めるとこんな感じになります。 次に、くるりとU字型を配置。適当にやっつけました。開口部よりも長めに切ったものも用意します。 Mac miniはこんな感じではまります。ディスプレイとMac miniの間に何か小さな緩衝剤を挟み、熱がこもらない様にするつもりです。 様子を見て、アルミのフラットバーが交差するところに穴を開けて、銅のリベットでガツンと固定してしまおうかと思っています。 U字の端には、穴を開けてフラットバーを通し、鍵で固定ということにします。 一応、こんな感じで作ってみましたが、制作費600円程度、ここまでの制作時間2時間程度でした。 最後の鍵部分が、もっと簡単にできると思うので一旦寝かせます。 やりながら思ったのですが、アルミのフラットバーを平行の=型に組むのではなく、交差する+型に組めば、それだけで固定できそうな気もします。Mac miniは45°傾いた?のようになりますが、背面で使わない端子部分を通せば問題ないのでは。CD部分は展示中は使わないので、むしろ埋めてしまっても良さそうです。とりあえず簡単にやってみるとまた発想があるということですね。
夏休みの終わりの昆虫採集
虫採り日記
来年の初夏に江東区の東陽町にある竹中工務店のギャラリーA4(エースクワッド)にて展示を予定しています。 何をしても良いということですが、十日町の森の学校キョロロでlife-sizeを見て、これだ!と思ったそうで、life-sizeは入れるつもりです。 昔キョロロの永野さんにまず教わったのは、昆虫採集は夏前までが勝負ということでした。みんなで翌年の大地の芸術祭のために8月に行った時に、もうほとんど終わっちゃってるんですよね〜というお言葉をもらったのを思い出し、ギャラリーの近辺で採るなら今やっておかないと、どうしようもなくなるかもということになりました。 一応江東区で採集するとして、朝7時に東西線の木場駅に集合。今日は夜勤明けの玉置と植村が参加。 木場公園に移動して、採取開始。東京でまともに採集するのは始めてだったことに気がつきました。 さて、いるのかなあ、、 と思っていたのが嘘のように、いるわいるわ。蝶が次から次へと飛んできます。 故日高敏隆先生の著書に書かれていましたが、蝶の道というのは太陽と樹木の影によって決まるようです。そこに立っていれば、次から次へと飛んでくるのです。とはいうものの、蝶以外を探すには公園内をウロウロするしかありません。 写真を何枚か載せておきます。
Panorama Ball Visionの紹介ビデオが出来ました。
ZooMuSee web 新しいURLで公開開始します。
ZooMuSee web版 公開を一時停止しています。
サウンドトラックとはなんぞや
サウンドトラックとは、映画から音楽だけを抜き出したものではありません。本来はフィルムに焼かれた音のトラックのことです。 NACでサウンドトラックについて、質問したところ、サンプルをいただけました。 このサンプルは、映画フィルムってこういうものだよということを伝えるためのものらしく、各フォーマットのサイズが焼いてあります。大きさのサイズ比較フィルムに、音なんてないんだけど、音ってこうやってフィルムになるんだよという事を見せるために、何か音も記録してあるそうです。 左側の濃い青部分が、光学式サウンドトラックで、通過する光の量によって音に戻しているそうです。レコードの溝のような役割。 両側にも薄いブルーのラインがあり、これが、、、なんだっけ。アナログ音声だったような、、。また聞いておきます。 面白いのが、左側のパーフォレーション(穴)部分にある、四角い黒ブロック。これがあの有名なドルビーの正体です。 QRコードのような、2次元バーコードみたいに音を記録してある。 中央に、ドルビーのマークがあるんですよって聞いたので、今日顕微鏡で覗いてみました。 あ、ドルビー見えた! 顕微鏡に手持ちのカメラでとったので、ちょっと見にくいです。 フィルムは、ずーっと定速で流れているのではなく、投影部は進めて止まって、映写して、また進めて止まって映写して、の繰り返しです。その止まった時に、読んでいるんでしょうか。 他の音声トラックは、音が途切れ途切れになってはいけないので、映写部と20コマ(たしか)離れたところで、定速で読んでいるそうです。つまり、絵と音の場所がズレている。 なお、ドルビーって言っていても、かすれてきたりすると途中でアナログ音声などに自動で切り替わっているらしいので、劇場には早めに行くといいんですよと教えてもらいました。 さて、改めてフィルムを見てみると、もう空いてる場所がほとんどないじゃないですか。あそこを誰が取るのか、それとももう取られているのか。という話ではなく、みんな少しのスペースでいろいろ工夫してきたんだなあと、見て取れるじゃあないですか。そういうところに感動するわけです。 そんなスペースにそんなに詰め込むなんて、、。高校生くらいの3人乗りって久々に見た。楽しそうでした。春なんですね。 という話がしたかったのではなく、サウンドトラックでちょっと考えてることが、、。