サウンドトラックとはなんぞや
サウンドトラックとは、映画から音楽だけを抜き出したものではありません。本来はフィルムに焼かれた音のトラックのことです。
NACでサウンドトラックについて、質問したところ、サンプルをいただけました。
このサンプルは、映画フィルムってこういうものだよということを伝えるためのものらしく、各フォーマットのサイズが焼いてあります。大きさのサイズ比較フィルムに、音なんてないんだけど、音ってこうやってフィルムになるんだよという事を見せるために、何か音も記録してあるそうです。
左側の濃い青部分が、光学式サウンドトラックで、通過する光の量によって音に戻しているそうです。レコードの溝のような役割。
両側にも薄いブルーのラインがあり、これが、、、なんだっけ。アナログ音声だったような、、。また聞いておきます。
面白いのが、左側のパーフォレーション(穴)部分にある、四角い黒ブロック。これがあの有名なドルビーの正体です。
QRコードのような、2次元バーコードみたいに音を記録してある。
中央に、ドルビーのマークがあるんですよって聞いたので、今日顕微鏡で覗いてみました。
あ、ドルビー見えた!
顕微鏡に手持ちのカメラでとったので、ちょっと見にくいです。
フィルムは、ずーっと定速で流れているのではなく、投影部は進めて止まって、映写して、また進めて止まって映写して、の繰り返しです。その止まった時に、読んでいるんでしょうか。
他の音声トラックは、音が途切れ途切れになってはいけないので、映写部と20コマ(たしか)離れたところで、定速で読んでいるそうです。つまり、絵と音の場所がズレている。
なお、ドルビーって言っていても、かすれてきたりすると途中でアナログ音声などに自動で切り替わっているらしいので、劇場には早めに行くといいんですよと教えてもらいました。
さて、改めてフィルムを見てみると、もう空いてる場所がほとんどないじゃないですか。あそこを誰が取るのか、それとももう取られているのか。という話ではなく、みんな少しのスペースでいろいろ工夫してきたんだなあと、見て取れるじゃあないですか。そういうところに感動するわけです。
そんなスペースにそんなに詰め込むなんて、、。高校生くらいの3人乗りって久々に見た。楽しそうでした。春なんですね。
という話がしたかったのではなく、サウンドトラックでちょっと考えてることが、、。